リブラ農園*は2022年に神奈川県小田原市で開園した農園です。新しい小田原の特産品に育てたい里芋と、伝統的な特産品である梅を二本柱に栽培と販売を行っています。

「Libra」の言葉の由来は、バランス、調和、公平を表す星座・てんびん座。人と自然の調和や、生産者とお客様の公平な関係づくりを目指しています。

*2024年3月1日にナチュラルファーム・リブラから名称変更しました。

『リブラ』開業に際して

20年に渡って住み慣れた東京を離れ、小田原での生活を始めたのが2019年の10月。下曽我地区にある柏木農園さんで2年間の農業研修がスタートしました。

それまでの私のキャリアと言えば、出版社や編集・デザイン会社を経て、某食品宅配会社のチーフ・エディターに就任。農業とは無縁の道を歩んできました。ただ、その間も地方移住・農業暮らしへの憧れが心のどこかにあり、44歳を迎えた2年前、体力的にも最後のチャンスだと人生の舵を大きく切りました。

新規就農への道は精神的にも肉体的にも、さらには経済的にも決して楽なものではありません。参入をめざす多くの若者が志半ばで離脱してしまう世界。どの業界で働くにも同じことが言えますが、強い意志と最低限の体力、人との縁を大切にする習慣がなければ続けていくことはできないでしょう。

幸い、私はそれらのハードルを乗り越え、無事に2年間の農業研修を終えることができました。そこには研修先の柏木農園さんをはじめ、地元の農家の先輩方、妻や友人、SNSで知り合った方からの励ましや支えがあったことを忘れることはありません。

これから感謝を込めて作物を育て、皆さんの食卓を豊かにするお手伝いを、ここ小田原から行ってまいります。また、私の日々の挑戦する姿を通じて、同年代の方に人生を明るく過ごすヒントのようなものを受け取っていただけたら幸いです。

『ナチュラルファーム リブラ』は、私を支えてくれたすべての方の農園です。

主な栽培品目

北条太郎|小田原の里芋

小田原市の誇りである後北条氏の「北条」と、里芋の英語名「taro」を掛け合わせたリブラ農園のオリジナルブランド。里芋栽培の拠点となっている小田原市鬼柳地区の皆様や、全国のお客様に親しみをもって覚えてもらえるように名づけました。

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栽培品種
  • 在来種(品種登録なし)
  • 石川早生

販売期間:10月中旬~12月頃

*「北条太郎」はリブラの登録商標です。

北条梅子|小田原の梅

『北条太郎』の姉妹ブランドとして誕生しました。青梅は若々しい姫のイメージ、梅干しを含む加工食品は落飾した尼僧のイメージです。リブラ農園では、曽我地域で伝統的に行われている栽培・加工方法を継承して地域の発展に貢献したいと考えています。

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栽培品種
  • 十郎梅(梅干し用)
  • 白加賀(梅酒用)
  • 南高梅(梅干し用)

販売期間:5月下旬~6月頃

*「北条梅子」は現在、商標登録の準備中です。

その他の栽培作物

温州みかん

みかんは日本人に古くから愛されてきた果物です。冬に収穫の最盛期を迎えることから、新年の風物詩ともなっていました。日本全国でさまざまな種類のみかんが栽培されていますが、小田原では甘みと酸味のバランスの良い青島や大津の品種が多く作られています。

栽培品種
  • 大津みかん
  • 青島みかん

販売期間:12月中旬~2月頃

キウイフルーツ

キウイフルーツの国内栽培が始まったのは1970年代前半。歴史的には浅いものの、その後の健康志向ブームに乗り、栄養価の高いキウイフルーツは日本の食卓には欠かせない果物の一つになりました。病害虫に比較的強いため、農薬を使用しない栽培が可能です。

栽培品種
  • ヘイワード(緑)
  • レインボーレッド(赤)
  • ゴールデンキウイ(黄色)

販売期間:11月初旬~3月頃

事業者 概要

屋号:リブラ

開業:2022年7月

代表:細谷豊明

住所:神奈川県小田原市千代292-102

電話:070-2248-9534 (携帯)※日中は農作業に出ているので、すぐにはお電話に出られない場合があります。

受付時間:9:00~15:00

定休日:不定休

事業内容:

  • 農産品の栽培・加工・販売
  • 農産品の輸出入
  • 執筆、翻訳、講演
  • Web制作/デザイン
  • Webコンサルティング

プライバシーポリシー

代表 細谷豊明について

1975年北海道生まれ。イギリス留学後、出版社・編集会社での勤務を経て、食品宅配事業のWebサイト、カタログ制作のチーフエディターに就任。2019年、44歳のときに小田原市に移住し、未経験ながらも農業の道へ。元エディターの経験を生かして、新規就農者の視点から農業の現実をブログにて発信中。小田原市・認定新規就農者。

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